01 stage   First one step 2018 2018.03.25 SUN   Kuzuryu river
 冬季に北陸を襲った豪雪、後の降雨にたっぷりのユキシロが入った大河の流れ・・・、そんな背景にも流されながら、寒さが大の苦手である事を言い訳として、まったりと過ごす事が習慣化されそうな送る休日の日々・・・。 それでも、少し出遅れ感も抱いていた春の始まりの頃・・・。 既に飛来したツバメ達の逞しい姿にも後押しされ、すっかり動きの鈍った自身を叩き起こすかのように、気持ちだけは活発になりつつある自身で始まりの時の到来を宣告した・・・。
少しずつ整えてきた準備の最終チェックを済ませ、今年も例年通りに、出発起点からシーズンツアースタートの地となる10時の方向、強靭に待ち構える200km先のドラゴンステージへと向けてアクセルを踏み込んだ・・・・・。
 季節的に慌てる事は無いと、少しゆっくり目のスタートで見た2018年ドラゴンリバー・・・。 まだ少し水位は高いものの、日曜早朝の冷たい流れ、そこに立つ人影もまばらでとても静かに流れていた・・・。 先客が見えた定番ポイントを避け、チャンネルスポットへと足を進めると、そこは広範囲に渡り貸切状態だった。 完全に独り占めしたリセットされた流れを丁寧に順々に釣り下った頃、更に水深が深くなっていく自身として本命としているスポットまで到達した・・・。 広大な川幅、その中に見えてくる微妙な流れの変化、ついつい遠投して遠くから攻めたくなるところだが、此処は少なくとも今日、まだ誰にも攻められていない流れ・・・・・。
 自身が立ち込む真下側のヘチ際、柳の下のスリット、昨夜から此処で休んでいたであろう可能性を想定してダウンクロスにキャスト・・・、アピールを控えめに静かに導き、ラインが自身の真下側に来た時、ドンッと何かに突かれたような感触と共に、テンションが一瞬抜けた。「沈み柳に絡んだか?」と、思った瞬間、「ツン!!!」とつままれるような感触。 思わずロッドをあおると「クァンクァンクァンクァン・・・」
「来た! 奴だ!!!」、「ガブァ~ン!!!」正しくの銀色、明らかに二尺を超す丸々した太い魚体が平を打って水面を割ったと思いきや、ギギーーーーー!
そいつは、あろう事か重量感たっぷりに一気に下流へ走り始めた。「やべェ、このまま更に下流へ走られたら、柳に巻かれてチャンチャンだろ・・・。」ロッドを寝かせて溜めながら、緩めのドラッグを少しだけ締めた瞬間、
ギギギギギギーーーーーー!!!
 そいつは自身の手の内を見透かすように、落ち着かせた後に丁寧に引き上げるか、それとも対岸側へと導こうとする自身の考え、行動を制するかのように、真逆の更に下流へと走り出だした・・・・・。
「これまでに無い手強い奴だ」、と思った瞬間。。。
「・・・・・・・」 この世には無い、如何なる強力スタミナドリンクより速攻に効くこの結末、全身からスーっと全ての感覚が抜けて軽くなる・・・・・。
あのつままれたようなアタリ、運も無く、"ガッツリ"では無かったのが全てだろう・・・・・。
「諦めるな、貸切の流れはまだまだ先に続く、チャンスはまだあるかもしれない・・・。」 そう言い聞かせ、気持ちを立て直して更に下流へ、下流へと足を進める・・・・・、
しかし・・・、柳の下のなんやらは居なかった・・・・・。
 
 一旦車に戻り、少し間を空けて、同じ流れの2回戦目を戦法を変更して復習する事とした・・・。
 ポッカーン・・・の後の隙間風ヒューヒューの心を埋めるべく2回戦、リベンジも・・・・・・・、
ドラゴンリバーは普段通りに、無口になっていた・・・。
その時限りのその瞬間、それを確実にものにしない事にはこの釣りは完結しない、そんな事は重々判っているはず・・・。
そして、2回戦目を終えた頃、夕刻からの所用に時間を制限されながらも、予定していたタイムプランにまだ残りはあったのだが、自覚できる程の自身を支配し始めた失望感に逆らう気力など無かった。 問いかけても、無口なまま何一つ答えてくれない事の方が圧倒的に多いこのステージで、唯一であれ答えてくれた事、その姿が見られた事だけでも幸いだろ・・・?と慰めたところで、2018ファーストステージ、正午の時、早々にドラゴンリバーを後にした・・・・・。

 流れを辿る帰路、あの瞬間の映像が意図せずともフィードバックされ、たらればの言い訳ばかりが心の中で騒ぎたて、思わず「くそっ」と独り言が漏れる・・・。 だからしてこそ、このステージは、止められない、いや、逃れられない・・・。
ただ、2018シーズン始まりながらも、まだ少し寝ぼけていたような心身も、完全に目覚めて火が点いたのは確かだ。
流れの春はまだまだこれからだ・・・・・。 NEXT

 

  Message
  Tackle            The tackle that I used on this stage
      Rod
      Reel
      Line
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SMITH  troutin'spin inter boron X TRBX-83SD
DAIWA  CERTATE 2500R-CUSTOM
VARIVAS  COVER BREAKER  8lb
Thank you
         see you

River Land

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