29 stage   Trip of the sweetfish fishing 2018.08.18 SAT   Niyodo river
 社員旅行が計画されていたこの年、トップの計らいからフリーグループ、フリープランの旅行というテーマが示された。
海外以外は旅行会社を利用する事を禁止として、自らで仲間を集い(最低2名以上)決められた予算の中で自らで全てのプランを組むという主ルールがある。 そこには、自らで全てを考える事で好きな事を十分に楽しんできなさいというトップの思いが・・・、しかし、特に若手社員は最初はとまどいを隠せなかったようで、"旅行"という観点に縛られ、どうしたらよいのかわからない・・・。 そこで、自身からもアドバイス、「予算内で支出明細を明らかにすれば、普通では出来ないような事を実現させちゃって楽しめば良いんじゃない・・・。」 若手の発想は一気に花開き、日本各地の球場で上等席を確保してのプロ野球観戦・・・、有名レイクでガイドを付けてバスフィッシング三昧・・・・・、などなど。 日帰りから二泊三日の範囲までで有給1日はOKとして、年内を目途に日程もフリーに選択可能とあり、全社員の計画は各々其々に事前申告制に沿って決まっていった・・・。
肝心な自身は??? 鮎釣りが大好きなトップの希望があり、四国河川における鮎釣り三昧の旅が決まる。 我がグループの旅の名は、何かをそのまま頂いて"龍馬がゆく" とはいえ、夢の行き先はトップに委ねたものの、あとのプラン組みは自身にあったりする訳で・・・、最初で最後かもしれないこの鮎釣りをメインとしたこの遠征旅行を、トップの為に限らず自身の為にもを踏まえ、決して貧果に終わるような失敗をさせる訳にはいかない・・・。 既に確保した宿泊先さえあれば、あとの食などは行き当たりばったりでもなんとかなるもの、肝心なる其処は見た事も立った事も無い未知なる流れ・・・。 これまでに少しづつ情報収集を進め、そのラストピークとして盆休みの時間を多く費やし、携帯電話を片手にネット情報収集に勤しんだ。 数ある中に遡上状況から見た河川の選択、ポイントの目星、囮屋の確認など、それらをPC作業で組み上げ、必要最低限のプランを整え、あとは訪れた地の自然が温かく迎えてくれ、良き思い出となる土産をもたらしてくれる事を強く願いながら、その日を迎えた・・・・・。
 500㎞を超える行程に、当初は飛行機での移動も考えたのだが、鮎釣りが主である事による、共にする多くの大切な道具という荷物を考え、可能な範囲であろう車での移動となった。 仕事を終えた金曜夜10時頃に出発し、少々の途中休憩をとりながら高知インターに到着した時間は早朝4時を回っていた。 そこから更に車を進め、この旅の初日のプランの地、いの町付近へと到着した・・・・・。
29 stage  2018.08.18 sat. 仁淀川

 この四国の地において、全国的に知られる名高き河川と言えば、おそらく四万十川が先に答えられるだろう・・・。 しかし、この土地の人に言わせるなら、水の美しさから答えるならこの仁淀川の方が勝る。 遠い過去、某鮎釣り名人のビデオから自身の頭の片隅の記憶に残る、一度は立ってみたいと感じた流れのひとつでもある。 ネットから得た解禁時の情報では、今年は天然遡上量も豊かで、最盛期が期待され、その情報を頼りにこの流れを選択した。 当日、釣り人が少ないのが少々気になったのだが、その流れを目の当たりにした瞬間に期待は一気に膨らんだ。 その流れが醸し出す環境は、自身の理想そのままで、当初の情報通りにそこに多くの鮎が居るならば、一日中フル回転でロッドを曲げる程に、メンバー皆で楽しめるだろうと感じた・・・・・。
 しかし・・・、流れに立った瞬間に違和感を感じる・・・。 川底の石は白石状態、天然遡上が豊かであるならば、ヘチの足元から多く見えるはずの鮎が見られない。 そして、天然遡上河川では通例にある早朝の流れを跳ねる鮎も少なく、たまに跳ねる鮎は・・・小さい・・・・・。 そしてそれが現実となって表れ、掛った鮎は・・・一般的に言われるタバコサイズから以下で、囮に出来ない程に小さ過ぎる・・・・・。 普段に無くポイントを4か所くらい変わっただろうか・・・、せっかくの機会、本流域で豪快に満喫したかったのが正直なところなのだが、釣れない、極めて小さいで話しにならず、止むを得ず囮屋情報にあった支流へと移る事となった・・・。 その支流では、なんとか囮になるサイズに上がったのだが、時既に遅しでツ抜けするのが精一杯で、虚しいままにこの旅の初日が暮れていった・・・・・。
30 stgae  2018.08.19 SUN. 四万十川

 四万十川・・・、やはりこの四国まで来た以上、宿泊先の高知市内のホテルから約100㎞の工程を経てでも、この川を訪れずない訳にはいかなかった・・・・・。
 囮屋で詳細情報を尋ねるなら、高知市、仁淀川より更に西に位置するこの流れは、先日の豪雨の影響でかなりの大水が出た後のようで、その影響が残ったままにして、平水よりかなり高い状態で釣り場は限られるようだった・・・。
 まずは焦る事無く、四国の土地に見る各所の"沈下橋"を訪れながら、エントリー出来る場所探しに時間を費やした。
もう、ここで竿を出そうと決めたのは、既にお昼に近い時刻だった・・・・・。
 それは、恐る恐るのような竿だしで、高水の影響も含めながらも、その多くは四国まで来てしての、昨日の貧果が不安、不信という明らかな形となって自身を支配していた。 そんな中に、竿だし早々にロッドに鼓動が伝わり、タモの中に収まったのは、天然遡上物と思われる小さな結果・・・、但し、昨日の仁淀川とは異なり、十分に囮になるサイズだった。 そう、それが"四万十川の最初の香魚"・・・・・。
 しかし、最初の1尾から一向に釣果は伸びないまま沈黙の時は続き、お昼休みで一旦仕切る事とした・・・。
手慣れた近隣河川とは異なる、遠征地という環境を背景に、昨日の結果から消極的になっていた気持ちをリセットした後の午後、自身として通常にあるはずの"攻める"気持ちに意識的に切り替え、高水の流れを切って流れのど真ん中にスタンスを決め、早瀬に半ば強引に囮を送り込む・・・。 気持ちのリセットと作戦変更が効を奏し、ここに来てようやくにして大きな鼓動がロッドを大きく曲げた。
 流れのど真ん中の早瀬で幾つかの大きな鼓動を得た後、しばらく手付かずであろう対岸側へと更に流れを切り、同様な早瀬に囮を沈めるなら・・・即答で大きな鼓動が返ってくる。
余裕で20㎝を超える四万十香魚の入れ掛かりが続き、遅ればせながらに鮎釣りの醍醐味に浸れる時を迎えた・・・。
 結果的に大漁とまではいかなくとも、今日一日という時間軸の中の限定された終盤のひと時に感じられた醍醐味、それを競馬という博打に例えるなら、1レースから11レースまでは惨敗ながらも、最終12レースで挽回したような、その結果の数以上に"釣った感"を味わう事ができ、四万十ステージの閉幕の時を迎えた・・・・・。
 この旅行の最終日、2018.08.20 MON・・・。
この四国の地を後にするに半日の有余・・・。 パラダイスのような結果を得られていたなら、最終日もギリギリまで流れに立つ選択肢もあったのだが、言うまでも無く、そのような高ぶった気持ちも無く、高知観光を記憶に残す事として帰路に着く事とした・・・・・。
 夜の宴会の地へと利用したタクシードライバーからの情報を基に訪れた「桂浜」・・・。 此処に設けられていた水族館を泳ぎ回る、"アカメ"と"ウミガメ"が印象に残った・・・。
 そして、同じくタクシードライバーから得た情報から、高知のお土産が揃ったショップを訪れた。 初日の夜は高知高級店の"寿司"、2日目の夜は高級"焼肉"店・・・・・。そして最終日の高知における最後の贅沢な昼食として、大変高価である"天然ウナギ"をオーダーした"うな重"を食し、満足過ぎる程にお腹を満たしたところで、この地を後にした・・・。
 今年2月、町内の観光旅行で人生初めての四国(徳島)を訪れた際は、明石・鳴門ルートだったが、今回の本州と四国を往来する工程は、瀬戸大橋ルートを選択した。
初めて訪れる地の流れを攻略するには、どれだけ、より詳細な情報を得られるか、その情報を基としてどうジャッジするか、それが肝心である事を反省させられた、この旅であった。
単に釣果だけで評価するなら、勝手知ったテリトリー河川で竿だしした方が勝ったであろう。 それでも、経験無き初めての流れに立ち、竿を出した事に意義がある。 長くも短い人生の中に・・・・・。
釣り道具を抱えて、四国の地へ通ずる橋を渡る日は、再びがあるのだろうか? 少なくともそれは、現時点の自身には判らない・・・・・。

Next stage plan : AUGUST 26

  Message
  Tackle            The tackle that I used on this stage
      Rod
      Reel
      Line
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Daiwa  銀影 競技 ST95SR 9.5m  /  銀影 T早瀬抜 85-W
メタル0.05  /  0.07
V8 : 7  W8 : 7
Thank you
         see you

River Land

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